理事長所信

2017年度 一般社団法人 久留米青年会議所

第63代理事長 石田有志

2017年度 理事長所信

 (一社)久留米青年会議所
理事長 石 田 有 志

 

一期一会

~この瞬間を大切に~

 

はじめに

 1954年に豊かな社会を創るべく32人の先輩たちが集い、この久留米の地に青年会議所の灯火がともりました。それから62年間、久留米青年会議所は久留米市の発展とともに歴史を刻んできました。ここ数年は、青年会議所という団体に変革を求められた期間であり、会員全体が迷い悩んだ期間であったと思えてなりません。諸先輩の英断により、昨年度より自由な活動が出来るようになりました。しかし、自由に出来るからといって何を行ってもよいということではありません。私たちは社団法人格に左右される前に青年会議所という団体です。この青年会議所には「明るい豊かな社会の実現」という目的があり、この方向性を見失わずに活動することが運動の根幹であると考えます。

今年度は地区大会の主管をさせていただく年となっています。だからこそもう一度、JCとは、久留米青年会議所とは、ということを考え、私たちにしか出来ない運動を見つめ直し、次の65周年、70周年へとつなげるための1年間にしていく必要があると強く考えています。

 

ひとづくりとまちづくり

 私たち久留米青年会議所はまちづくり団体である前にひとづくり団体であり、青年の学び舎であります。そのためには私たちが活動を通して日々学びを得て行くことが大切だと考えます。久留米青年会議所にはアカデミー委員会がありますが、所属する会員は青年会議所とその意義をどの程度理解しているのでしょうか。もう一度原点に戻り、考えていくことが必要です。また、私たちはJAYCEEであるまえに青年経済人であり、各々従事している事業所を存続発展させる事が求められます。その経済人としての資質を向上することは事業所の発展だけでなく地域の発展へとつながります。そのためにも経済人としての資質を向上する研究を行い、発信することが必要であると考えています。そして、事業を行うには会員同士の交流は必要不可欠となります。本年度は会員同士の交流を主体とする事業、そして家族を含めた事業を行っていきます。また、近年は会員数が減少していることもありますが、鬼夜や水の祭典久留米まつりへの参加人数が減っているようにみえます。こういった事業に参加することはまちづくりの一環でもあり、だからこそ会員全員で参加することが大切なのではないでしょうか。同じく、先輩方が興した事業でもある久留米市民オーケストラも全員で参加し、ただ参加するだけではなく昨年とは違った形での参加をすることも大切であると考えます。これらの事業以外にも久留米には色々な魅力があり、そのような魅力を探し、他に発信することが久留米青年会議所だけではなく地域社会の発展にもつながると確信しています。さらに、地域社会の発展には未来の地域を担う人材の育成が必要であると考えます。未来を担う人材である子供たちに何らかの形でかかわり、健全な育成に寄与することは私たち責任世代の努めであり、そのような関わりを持つことで私たちの責任世代としてのスキルが醸成されるものだと確信しています。

 

海外との友情

グローバル社会においてのJCのスケールメリットを活かすために、私たちは2年前より新北JCの皆様と交流を行っています。現段階ではお互いの1年ごとの訪問という形になっており、単年度制の中では交流が難しいところもあります。本年度は未来を見据えた永続的な交流のあり方を考え、友情を育むことが大切であると考えます。

 

拡大方程式

LOMが発展するためには、一人でも多くの仲間が組織に所属し活動することが大切であり、そのためにも会員拡大は特に力を入れていかなければならない重要課題です。昨年度から他のLOMの成功事例をもとに拡大方程式という手法を使った会員拡大を行っています。その中で策定した『久留米青年会議所は、“まちづくり”を通して“ひとづくり”をする団体』という共通認識のうえで、本年度もこの手法に基づき久留米青年会議所に適した拡大方程式を確立することでより多くの仲間を増やすことが大切であると考えます。

 

九州地区大会主管LOMとして

2017年度は地区大会という大きな舞台を控えています。LOMで完結できるがゆえに出向に対して積極的ではなかった久留米青年会議所は大会の経験が乏しく、本年度は非常に大変な年となります。しかし九州中のJAYCEEが久留米に集まり、久留米を見るという事はこの地域の強さを九州中に発信できるという事です。是非この絶好の機会を活かすことでLOMの成長と大会を通しての久留米のアピールをすることが大切であると考えます。

 

おわりに

 本年度は地区大会に取り組みながらのLOM事業と非常に大変な一年になります。しかし、ただ出来ることを淡々とやっていくことに学びはあるのでしょうか。自分自身に負荷をかけ、挑戦することにこそ成長があるのではないでしょうか。久留米青年会議所の会員一人ひとりが当事者意識をもって本気でぶつかれば必ず達成できますし、その経験は65周年、70周年へとつながっていき久留米青年会議所の発展だけではなく地域の発展につながると私は確信しています。

結びに、私からのお願いをもって終わりたいと思います。今年度の機会は二度と巡ってこないという覚悟のうえ、一期一会の精神をもって何事にもチャレンジしてください。それこそが久留米青年会議所の根幹であると考えております。